子どもの自己肯定感をグンと伸ばす!心理学に基づいた「効く」ほめ言葉

◆応援よろしくお願い致します!

はじめに

「うちの子、なんだか自信がなさそう…」 「子どものやる気を引き出すには、どうほめたらいいんだろう?」

子育てをしていると、そんな風に悩むことはありませんか? 子どもの健やかな成長に**「自己肯定感」**がとても大切なことは、多くの方がご存知かもしれません。でも、具体的にどうすれば自己肯定感を育めるのか、特に「ほめ方」については、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

実は、ほめ方一つで、子どもの自己肯定感の伸びは大きく変わります。逆効果になってしまう「NGなほめ方」も存在するのです。

この記事では、心理学の知見に基づいた、子どもの自己肯定感を効果的に育むための**「効くほめ言葉」**を分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたは以下のことを知ることができます。

  • なぜ「ほめ方」が子どもの自己肯定感に影響するのか
  • 明日からすぐに実践できる、具体的な「効くほめ言葉」のステップ
  • 子どものタイプや状況に合わせた、ほめ方の応用テクニック
  • 「効くほめ方」を続けることで得られる、嬉しい3つのメリット

この記事を通して、お子さんとの関わり方が変わり、親子の笑顔が増えるきっかけが見つかるはずです。「うちの子のいいところ、もっと伸ばしてあげたい!」そう願うあなたの気持ちに寄り添い、具体的な第一歩を踏み出すお手伝いができれば嬉しいです。

本題

1. ほめ方で変わる?子どもの自己肯定感とは?

まず、「自己肯定感」とは何でしょうか? 簡単に言うと、**「ありのままの自分を、良いところも悪いところも含めて肯定できる感覚」**のことです。「自分は価値のある存在だ」「自分ならできる」と思える心の土台と言えます。

この自己肯定感は、子どもが新しいことに挑戦したり、困難に立ち向かったり、他人と良好な関係を築いたりする上で、非常に重要な役割を果たします。

そして、この大切な自己肯定感を育む上で、親や周りの大人からの「ほめ言葉」は大きな影響力を持っています。 子どもは、信頼する大人からの言葉を通して、「自分は認められている」「愛されている」と感じ、それが自信につながるからです。

ただし、注意したいのは**「ほめ方」**です。例えば、以下のようなほめ方は、一時的に子どもを喜ばせるかもしれませんが、長い目で見ると自己肯定感を歪めてしまう可能性があります。

  • 結果だけをほめる: 「100点取ってえらいね!」「一番になってすごい!」
    • → 結果が出ないと自分には価値がない、と感じやすくなる。
  • 人と比較してほめる: 「〇〇ちゃんより上手だね!」
    • → 他人と比較しないと自分の価値を測れなくなる。
  • 漠然とほめる: 「すごいね!」「えらいね!」
    • → 何が良かったのか分からず、具体的な自信につながりにくい。
  • 才能や能力だけをほめる: 「頭がいいね!」「運動神経がいいね!」
    • → 努力することを避けたり、失敗を過度に恐れたりするようになる。(「自分は頭がいいはずなのに、できないのはおかしい」と感じてしまう)

大切なのは、子どもの存在そのものを認め、努力や成長のプロセスに注目したほめ方をすることです。

2. 今日からできる!魔法の「効く」ほめ言葉ステップ

では、具体的にどのようなほめ方をすれば良いのでしょうか? 今日からすぐに実践できる「効くほめ言葉」の5つのステップをご紹介します。

  1. 【結果より「過程」や「努力」をほめる】
    • なぜ? 結果が出なくても、頑張ったこと自体が素晴らしいと伝えることで、挑戦する意欲や粘り強さが育ちます。
    • どう言う?
      • 「難しい問題なのに、最後まで諦めずに頑張ったね!」
      • 「たくさん練習したから、こんなに上手になったんだね!」
      • 「失敗しちゃったけど、挑戦したことがすごいよ!」
    • コツ: 子どもが何に時間やエネルギーを使ったのか、具体的に見て言葉にしてあげましょう。
  2. 【「何が」良かったのか具体的に伝える】
    • なぜ? 漠然としたほめ言葉よりも、具体的な行動を指摘することで、子どもは何を認められたのか理解しやすくなり、次も同じように頑張ろうと思えます。
    • どう言う?
      • 「『ありがとう』って、優しい声で言えたね。嬉しかったよ。」
      • 「ブロックの色をきれいに並べているね。素敵なアイデア!」
      • 「弟に、そっとおもちゃを貸してあげて、えらかったね。」
    • コツ: 子どもの行動をよく観察し、「すごい」「えらい」だけでなく、具体的な描写をプラスしましょう。
  3. 【「I(アイ)メッセージ」で気持ちを伝える】
    • なぜ? 「あなたは~だ」という評価(Youメッセージ)ではなく、「私は~と感じる」(Iメッセージ)で伝えることで、評価されているというプレッシャーを与えず、素直に気持ちが伝わりやすくなります。
    • どう言う?
      • 「(あなたが)えらいね」→「お手伝いしてくれて、ママ(or パパ)はすごく助かったよ。ありがとう!」
      • 「(あなたが)すごいね」→「素敵な絵を見せてくれて、は嬉しいな!」
      • 「頑張ってくれて、パパは感動したよ!」
    • コツ: 主語を「私(ママ、パパ)」にして、感じた気持ち(嬉しい、助かる、感動したなど)を具体的に伝えましょう。
  4. 【存在そのものを認める言葉をかける】
    • なぜ? 何か良いことをした時だけでなく、普段から「あなたの存在そのものが大切だ」というメッセージを伝えることで、子どもの心の奥底にある安心感と自己肯定感が育まれます。
    • どう言う?
      • 「〇〇(名前)がいてくれるだけで、ママは幸せだよ。」
      • 「あなたが生まれてきてくれて、本当に嬉しい。」
      • 「どんな〇〇(名前)も大好きだよ。」
      • (ただ、ぎゅっと抱きしめるだけでもOK!)
    • コツ: 特別なことでなくても、寝る前やふとした瞬間に、愛情を言葉や態度で伝えましょう。
  5. 【失敗や間違いも、成長の糧として捉える声かけをする】
    • なぜ? 失敗を責めるのではなく、そこから学べることに目を向けさせることで、失敗を恐れずに挑戦する力を育みます。
    • どう言う?
      • 「そっか、うまくいかなかったんだね。次はどうしたらいいか、一緒に考えてみようか。」
      • 「失敗は、新しいことを学ぶチャンスだよ!」
      • 「転んじゃったけど、すぐに立ち上がれてえらかったね。」
    • コツ: 失敗した事実を受け止めつつ、前向きな言葉かけを意識しましょう。結果だけでなく、そこから立ち直ろうとする姿勢を認めましょう。

3. もっと効果的に!ほめ方の応用テクニック

基本のほめ方をマスターしたら、さらに効果を高めるための応用テクニックも試してみましょう。

  • 子どものタイプに合わせたほめ方を意識する
    • 慎重派・内気な子には: 大勢の前ではなく、二人きりの時にそっと具体的にほめる。「〇〇なところが、すごく良いと思ったよ」と、本人が気づいていないような長所を伝えると響きやすいです。
    • 活発・好奇心旺盛な子には: 少し大げさなくらいに感情を込めてほめたり、ハイタッチなどのジェスチャーを交えたりするのも効果的。「すごい集中力だったね!びっくりしたよ!」のように、驚きや感動をストレートに伝えてみましょう。
  • ほめるタイミングを逃さない
    • *「できた瞬間」「頑張っている最中」**にほめるのが効果的です。時間が経ってからだと、子どもは何についてほめられているのか分かりにくくなります。
    • 結果が出なかった時こそチャンス! 落ち込んでいる時にこそ、努力や挑戦した過程を具体的にほめてあげましょう。「あの時、すごく集中してたよね」「難しいのに、よく頑張った!」
  • 言葉以外の非言語コミュニケーションも活用する
    • 笑顔、うなずき、アイコンタクト、ハイタッチ、ハグなども、強力な「ほめるメッセージ」になります。言葉と組み合わせることで、より気持ちが伝わります。
    • 子どもが何かを見せてくれた時、作業の手を止めて、しっかりと向き合う姿勢も大切です。「あなたのことを見ているよ」というメッセージになります。

具体的なシチュエーションでの応用例:

  • 宿題になかなか取り組まない時:
    • NG: 「早くやりなさい!」
    • OK: 「難しい問題もあるかもしれないけど、まずは5分だけやってみない? 始めたらすごいよ!」(小さなステップを促し、始めたことをほめる)
  • お手伝いをしてくれた時:
    • NG: 「えらいね」(漠然)
    • OK: 「テーブルを拭いてくれたんだね!ピカピカになって気持ちいいな。ママ、すごく助かったよ、ありがとう!」(具体的な行動+Iメッセージ)
  • 絵を上手に描けた時:
    • NG: 「絵の才能があるね!」(才能だけをほめる)
    • OK: 「この色使いが素敵だね!どうやって思いついたの?一生懸命描いたのが伝わってくるよ。」(具体的な描写+過程への注目)

4. 「効く」ほめ方を身につける3つのメリット

心理学に基づいた「効くほめ方」を実践することで、子どもにはもちろん、あなた自身や家族全体にも嬉しい変化が期待できます。主なメリットを3つご紹介します。

  1. 子どものやる気と挑戦意欲がグングン伸びる! 結果だけでなく努力や過程を認められることで、子どもは「頑張れば見ていてくれる」「失敗しても大丈夫」と感じ、難しいことにも意欲的にチャレンジできるようになります。学習意欲の向上にもつながります。
  2. 親子の信頼関係がより深く、温かいものになる! 「Iメッセージ」や存在承認の言葉を通して、親の愛情がストレートに伝わりやすくなります。子どもは「自分のことを分かってくれている」「大切にされている」と感じ、親への信頼感が増します。コミュニケーションが円滑になり、反抗期などの難しい時期も乗り越えやすくなるでしょう。
  3. 子どもの「レジリエンス(困難を乗り越える力)」が育つ! 失敗を責めずに挑戦をたたえ、一緒に乗り越える経験を重ねることで、子どもは困難な状況にぶつかっても、すぐに諦めずに粘り強く考え、立ち向かう力を身につけていきます。これは、将来子どもが生きていく上で、非常に大切な力となります。

まとめ

今回は、子どもの自己肯定感をグンと伸ばすための、心理学に基づいた「効くほめ言葉」についてお伝えしました。

  • 自己肯定感は「ありのままの自分を肯定できる感覚」であり、子どもの成長に不可欠。
  • ほめ方は重要で、「結果だけ」「人と比較」などのNGなほめ方は避ける。
  • *「過程・努力をほめる」「具体的に伝える」「Iメッセージ」「存在承認」「失敗を成長の糧に」**の5つのステップが効果的。
  • 子どものタイプや状況に合わせた応用や、非言語コミュニケーションも活用する。
  • 「効くほめ方」は、子どものやる気アップ親子の信頼関係深化困難を乗り越える力の育成につながる。

たくさんの情報をお伝えしましたが、まずは難しく考えすぎず、今日から一つだけでも試してみませんか?

例えば、お子さんが何かを頑張っていたら、「最後まで頑張ったね!」と過程をほめてみる。お手伝いをしてくれたら、「〇〇してくれて、ママ(パパ)助かったよ、ありがとう!」とIメッセージで伝えてみる。寝る前に、「大好きだよ」と存在を認める言葉をかけてあげる。

そんな小さな一歩から、お子さんの心には自信の種がまかれ、少しずつ芽を出し、やがて大きな木へと育っていくはずです。ぜひ、魔法の「効くほめ言葉」で、お子さんの自己肯定感を育んでいってくださいね。

[temp id=2]

▶️ 『子どもの成長を引き出す!親ができる発達サポート戦略』

▶️ 『子どもの心を育てる魔法の習慣――感情的知能(EQ)を伸ばす方法』

▶️ 「自立できる子の育て方、知らない人が多い意外なポイント」

▶️ 「もうダメ…」を減らす!育児の不安とストレスに効くセルフコンパッション

▶️ 「知らずに子どもを傷つける!? 親の発言が人格形成に与える心理的影響」

◆応援よろしくお願い致します!

はじめまして!暮らしや子育て、リラックスのヒント、そして心理学に基づいた知識をお届けするのが得意です。 難しい話題もわかりやすく、読んだ人が少しでも前向きになれる記事を心がけています。気になることがあれば、ぜひ気軽に読んでみてくださいね!

コメントを送信

You May Have Missed